2006年01月29日

●斜陽(太宰治)

去年の桜桃記に合わせて久々に読み返したりしていました。
毎日、昼休みに少しずつ読んでいたのだけど、これって昼休みとはいえ勤務中に読む本ではなかったなあと改めて思った。
やる気を削がれるにも程があります(笑)
でも、たまに読み返したくなるんだよね。
私はとにかくお母さまが大好きで、あんなに美しくって悲しい登場人物はいないんじゃないかって思う。
かず子も、初めて読んだ時には上原への思いの強さが怖くて仕方なかったんだけど…
今読んでみると、それはそれで一つの生き方かなあ〜って思うねえ。
上原のダメ男っぷりは昔も今も好きだ。

「昼休みに読む本じゃないよなあ〜」と思いながらも延々読んでしまったのは、結局この本全体を覆う暗さが好きなんだろうな。

posted by 瀬田 at 23:57| 福島 | Comment(0) | TrackBack(0) | た行の作者 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

▲女性作家シリーズ22(中沢けい他)

2005年3月27日購入。角川書店。

多和田葉子の「かかとを失くして」読みたさに購入した一冊。
「かかとを失くして」は多和田葉子の「三人関係」という単行本に収録されているのだが、品切れで手に入らないんだよね〜。

この「女性作家シリーズ」には、中沢けい・多和田葉子・荻野アンナ・小川洋子の各作品が収録。
小川洋子も入ってるし、ちょっとお得感があったので買ってみました。
多和田葉子は「犬婿入り」と「かかとを失くして」が収録。
両作品とも読んだことはあるんだけど、やっぱ「かかとを失くして」は好きですねえ。
ものすごくひらたく言うと、異国の地でイカと偽装結婚をする話です。シュールですよ(笑)
作品にはっきり描かれてはいないけど、たぶんこの主人公の女性は子どもが生めなくて、それを苦にしているからイカと書類結婚することを選んでいるんじゃないのかなと思う。
隠喩が多いので他にも色々な取りかたが出来るかもしれません。
句読点も改行も少なく読みずらいのだけど、じっくり読むと面白い。

結局まだ多和田作品しか読んでいないのだけど、他の作家の作品も追々読んでみたい。

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